【Ninja400納車記】限定カラー「白」を求めてカワサキプラザへ。卒検直後の絶望から奇跡の即決、そして初公道へ

年齢を重ねる中で「もう一度、何かに夢中になりたい」と挑んだ普通二輪免許の取得。教習所では幾度となく壁にぶつかりましたが、泥臭く課題をクリアし、ついに卒業検定を通過することができました。

免許の目処が立ったとなれば、次に待っているのは人生をともにする「相棒選び」です。

今回は、一目惚れした愛車Kawasaki Ninja400(2023年モデル・パールブリザードホワイト)との出会いから、カワサキプラザでの波乱の商談、そして緊張の初納車・初公道走行までのリアルなプロセスをお届けします。

1. 最初の相棒選び:250ccを探していたはずが、一瞬で奪われた心

当初の計画では、車検がなく維持費を抑えやすい250ccクラスの中古車を探していました。色々とやりくりを考えると、それが一番現実的な選択肢に思えたからです。しかし、さまざまな車両を比較・検討する中で、いまひとつ「これだ!」という決め手に欠けていました。そんな折、カワサキから発表されたNinja400(2023年モデル)の画像を目にします。

真っ白な車体――「パールブリザードホワイト&メタリックカーボングレー」。


その姿を見た瞬間、言葉通りの衝撃が走りました。400ccなので車検もありますし、新車となれば予算の工面も考え直さなければなりません。それでも「諦めたら絶対に後悔する、乗りたいのはこれしかない」と心が固まりました。

2. 卒検直後のカワサキプラザで受けたカウンターパンチ

2023年3月某日。小雨が降る中、卒業検定に合格したその足で車を走らせ、近隣のカワサキプラザへと向かいました。

期待に胸を膨らませて店に入り、営業担当の方に「Ninja400の商談に来た」とお伝えします。そして希望のカラーを聞かれ「白で」と答えた直後、思いも寄らない言葉が返ってきました。

「あぁ……申し訳ありません。白は限定カラーで非常に人気が高く、現在は入荷未定でご注文をお断りしている状態なんです。最悪の場合、このまま今期分の生産が終了する可能性すらあります」

人気車種とは聞いていたものの、まさか店頭に立つことすら叶わないかもしれないとは。卒検合格の余韻が一気に吹き飛ぶほどのカウンターパンチでした。

動揺を隠しつつ、せっかく訪れたので展示車両に跨らせてもらい、足つきやポジションを確認しながら見積もりだけ作成してもらうことにしました。

3. 商談中に起きた奇跡の「一報」

見積もりの作成中、店内にある変化が起こります。営業担当の方が店舗マネージャーに呼ばれ、パソコンの画面を囲んで話し始めました。

しばらくして席に戻ってきた担当者さんが、少し興奮気味にこう言いました。

「お客様、たった今本部から入荷情報のメールが届きまして……確定ではありませんが、もしかすると1台だけ白が入荷できるかもしれません!」

ただし、「キャンセルなしで今すぐ購入を決めてもらえるなら枠を押さえる」という条件付きです。

入荷未定からの突然の一報。こんなタイミングよく枠が飛び込んでくるなんて、もはや運命としか思えませんでした。「買います!」とその場で即決。奇跡的に契約を結び、入荷確定の連絡を待つことになりました。

後日無事に入荷が確定し、正式な手続きへ。ゴールデンウィーク明けの納車に向けて準備が動き出しました。

4. ついに迎えた納車日。「納車式」と感動の初走行

契約から約1ヶ月半。免許試験場での併記手続きを終え、免許を手に万全の体制で迎えた納車当日。カワサキプラザの特別ブースには、ピカピカに磨き上げられたパールブリザードホワイトのNinja400が待っていました。

実物の美しさと迫力は、写真で見ていた以上の存在感です。

手続きの合間には、カワサキプラザ恒例の「納車の儀式」として、川崎重工業の創業者ゆかりの炭酸飲料「ダイヤモンドレモン」で祝杯を挙げました。緊張で渇いていた喉に、すっきりとした甘さが染み渡ります。

そして、いよいよ初走行の時。

店員さんに見送られ、公道へ足を踏み出します。教習所以来のバイク、しかも初めての公道・初めての愛車ということで、最初は手に汗を握る緊張感がありました。

しかし、走り出してみるとその不安は一瞬で消え去りました。400ccならではの余裕あるトルクと、250cc並みに軽量で取り回しやすい車体。軽快に街を駆け抜けていく感覚に、「バイクに乗って本当によかった」と心から感動しました。

5. まとめ:日常を飛び出し、新しい走りへ

後から知った話ですが、この「パールブリザードホワイト」はその後に予定生産枠に達し完売となり、探しても手に入らなかった方が結構いたそうです。あの時、妥協せずにカワサキプラザへ足を運び、思い切って即決した自分の判断は間違っていませんでした。

19歳で車の免許を取ってから30数年。仕事や家庭など、日々の責任を果たしながら過ごす日常の中で、こうして新しく心躍る相棒と出会えたことは、これからの生活に大きな変化をもたらしてくれそうです。

今後は安全運転を最優先に、Ninja400とともに訪れるツーリングの様子や、大人世代におすすめのカスタム、快適なライディングギアの紹介などを発信していきます。

同じようにバイクへの挑戦を迷っている方や、車種選びで悩んでいる方の背中を少しでも押すことができれば幸いです。